内省の海

持病との付き合いや日々思うことをつらつらと

アスペルガーとの接し方

ある友人から半年ぶりに連絡がきたのだが(実はその半年前のやりとりも微妙に険悪に終わったため、もう彼からの連絡はこないだろうと思っていた)、彼から聞かされた愚痴にどうもモヤモヤがぬぐえないため記録。

 

どうやらこの半年間、友人(以下A)は、(彼曰く)アスペルガー症候群の知人(以下B)ともめにもめて、かなり精神をやられていたらしい(ちなみに僕とBの面識はない)。

一部始終とともに語られるAのアスペルガーに対する見解には、ポリコレ的にもいろいろと問題が感じられたものの、アスペルガーとの交流に苦労が絶えないことは事実だし、実際にアスペルガー(を少なくとも自称する人)と接した経験のない僕がとやかく言える立場でもなかった。

にしても、いくらかつて親しくしていたとはいえ、Bがアスペルガーだと判断して以降もなぜそこまで彼に執着したのか理由を訊くと、Aは「ただ一言、彼に謝ってほしかった」とのこと。

それは……

アスペルガーと接したことのない僕でも、彼らがおしなべて他者への共感力が低いことは知っている。

そんなBから口先ではなく心からの自発的な謝罪を聞きたかったとAは言う。

そんなスタンスで彼と向き合えば、そりゃ自ら犬に噛まれにいくようなものだろう。

なんせアスペルガーでなくとも「謝ったら死ぬ病」の人間なんて腐るほどいるのだから。

そのせいだろうか、久々の連絡を喜ぶ気持ちとは裏腹に、いまいちAに対して同情的にはなれなかった。